私はあまり褒められた記憶がない。
テストで90点をとっても「残り10点がとれなかった原因はなに?」「テスト自体が簡単だったんでしょ?」「平均点高かったんじゃない?」と言われていた。
部活をやっていて、その部活動の方針でも「得点は仲間のおかげ。失点は自分のミスだと思え。」「自分で努力していると思う努力では足りない。努力とは他人が評価するものだ」「結果が全て。」とその過程の頑張りはあまり評価されなかったし「お前ほんと才能ないよなw」って言われていた。
高校生までは告白された回数はそう多くなく、好きな人からは好かれないことばかりで「こんなブスは私を愛してくれて私も愛せる人は一生現れない。」と本気で思っていた。
大学生になって化粧するようになってモテ始めたことも「ありのままの私ではなく、メイクで偽った私しか愛されない。」とますます自己肯定感が低くなった要因になった。
そんな中、大学の頃にやっていたバイト先には、かなり明確な昇給制度があって、頑張れば頑張るほど評価された。そのことにより私は仕事、働くことでしか自己肯定感を高めることができなくなっていった。
そんな私にとって家事は拷問でしかなかった。
頑張りが評価されない。片付けても片付けても散らかされ、お皿を洗っても洗濯物をしまっても、翌日にはまた汚れている。まるで掘った穴を埋め、また掘るという拷問のようで苦痛しか生まなかった。
片付いていない状態がマイナスで、片付いてプラマイゼロ。なんの生産性もない。仕事で評価され、昇格し、ボーナスや給料がもらえる夫が心底羨ましかった。
夫は「毎日お前が家事やってくれているから、俺も子どもも人間的暮らしができている。毎日俺と子どもの笑顔や『ありがとう』がもらえる。それは励みややりがいにならない?」と言ってきたけど、え?それだけで頑張れるほど私人間できてないのよ。働くなら報酬がいるし、働いたら評価されたい。
夫からの「頑張ったね」とかむしろちょっと上からで腹立つ。
でも現状家事をやらないわけにはいかない。そこで出会ったのが「てつだって!」というアプリ。
本来は子どものお手伝いをポイント制にして、ご褒美を設定しポイントが貯まったらご褒美と交換する用途で使うアプリらしい。
それを「自分の頑張りを可視化」するために使っている方をTwitterで発見。これはいいと早速取り入れたまめまw
「てつだって!」ってアプリ。
本来は子どものお手伝いをポイント制で管理するアプリなんだけど「私頑張ってるぞ」を可視化するために自分で使うことにしたw#家事とご褒美のポイント比率は随時見直し予定#ひとまずこれで自分で自分を褒めるスタイル pic.twitter.com/ZgXow1fxHs
— まめま@ネコモフやアイコン (@majime_zubora) January 8, 2020
一つの家事のポイントは基本10ポイントとし、自分が苦手だったり、面倒で後回しにしたくなる家事には20、30ポイントと高めに設定。
ご褒美は100ポイントで「デザートを購入」500ポイントで「本を購入」1000ポイントで「洋服を購入」2000ポイントで「押しのグッズを買う」と設定。なお1ポイントは別に1円換算ではない。
ポイントが貯まっていくと「私家事頑張っているな」と自分で客観的に自身を褒められるし、ちゃんと家事という労働をやって物を購入しているから、変に罪悪感も感じなくなった。(外で働いていないのに、自分の物を買うのに罪悪感や抵抗があった。)
自己肯定感を高める方法って、褒められずに育ってきた人間にとっては簡単なことではない。自分を自分で褒めるのは甘えだと教えられてきたから。
でもやった行動を客観的に見る、ポイントで可視化することで少しずつ、自分の頑張りを「甘え」とは別に評価できるようになってきた。
このアプリのおかげで「私毎日頑張ってる!」って自分で自分を客観的に褒められるようになった😊#自己肯定感アップ#家事も立派な仕事なんだ https://t.co/pLh1PAImwl
— まめま@ネコモフやアイコン (@majime_zubora) January 24, 2020
今のところiPhone版しかないみたいで、そこが残念なんだけど、使える人はぜひ使ってみてほしい!

てつだって!
Ikuko Tamagawa無料posted withアプリーチ