絶賛イヤイヤ期の2歳児我が子。
私のHPは1日を終える頃にはゼロ。
ついつい怒りすぎて、あとで反省。
でも、怒る気持ちを抑えることもできず、パンク寸前の毎日。
そんなある日、某中古書店で一冊の本を発見しました。
タイトルは「お母さん、それは悩むことではありません」
語りかけられているようなタイトルに引き寄せられ、思わず手に取る私。
そして「はじめに」を読んだ段階で、私はブックオ…某中古書店にいることも忘れてついつい泣いてしまいました。
この記事では、「お母さん、それは悩むことではありません」を読んだ感想を率直に述べていきます。
目次
育児本「お母さんそんな悩まなくていいですよ」を読んで救われたポイント
本の中でこんな言葉が出てきました。
「完璧なお母さんになれない」って?それでいいじゃないですか。だって完璧な子どももいないんですもの。
子どもにご飯を与え、温かく眠れる寝床を準備して、排便チェックし、余計なシンパをかけなければ、子どもは命をつないで成長していきます。子育ての基本って、ただそれだけなんですよ。」引用:お母さんそんな悩まなくていいですよ16ページ

と首がもげるくらい頷くまめま。
私が思う完璧なお母さんは、すぐ怒らず寛容でいつも笑顔で、料理上手で、部屋は綺麗で、抜かりないお母さん。
一方で私は、沸点2度くらいだし、3秒で怒るしいつも眉間にシワよってて、料理が苦手だし嫌いで、部屋の片付けも苦手。
理想からは程遠い自分が心底嫌いで、母親として向いてないって思ってました。
完璧なお母さんなんていない。
使い古されたありきたりな慰めの言葉かもしれません。
でも、私はその言葉に救われました。
「お母さんそんな悩まなくていいですよ」ではいつくも救われた点があります。
いくつかご紹介します。
七十七年箸を使えるのと七十五年しか使えないことの差って?
上記のタイトルは「三歳の子どもにお箸の持ち方を教える必要はあるの?」の章で出てくる一文です。
子どもはそろそろ自分でもできそうになると、大人の仕草をじぃっと見つめたりするものです。
だから、親の箸づかいに子どもが興味をもつまで待って、それからおもむろに「使ってみる?」と箸を渡すのでもいいんじゃないでしょうか?
だいだい人生八十年のうち、七十七年箸を使えるのと七十五年しか使えないことの差ってほとんどありませんよね?
引用:お母さん、それは悩むことではありません19ページ
育児をしていると、生後〇ヶ月なら▲▲ができるようになりますっと育児書に書いてあったり、検診で言われる機会が増えます。
だから
- 1歳になったら一人歩きする
- 1歳半なら指差しや意味のある言葉を〇語話す
という「常識」「育児の固定概念」に縛られるような経験が多くありました。
でも1歳で歩けない子も、1歳半までには多くの子が歩けるようになるそうです。それすらも個人差があります。
うちの子は1歳半では意味のある言葉がほぼしゃべれませんでしたが、2歳直前になって急に言葉の数が増えました。
いつどんな成長があるのかは個人差があって、その個人差は人生の長い期間で見れば大した差ではありません。
そんな当たり前のことに気づかせてくれました。

「食が細い」からって餓死はしない
食事の悩みについて「お母さん、それは悩むことではありません」ではこんな風に答えています。
本来、摂取量は本人が決めるもの。食が細すぎて餓死してしまった子なんて、聞いたことがないでしょう?
人間には、命をつなぐために食べる本能があります。その本能に求める量が、生き抜くために必要な量なんです。
引用:お母さん、それは悩むことではありません20、21ページ
離乳食期から、偏食・少食な我が子に悩まされてきた私。
試行錯誤を繰り返しては、完食できずお皿に残されたおかずを見ては、悲しくなる毎日。
でもそんな中でも、我が子の様子を見てると、体重は平均的、身長も中間くらい。
そうなんです。ちゃんと成長してるんです。
お腹が減ったら食べるし、食べたくない日もあります。
「餓死しないなら、量は気にしない」そう思えるだけで、少し気持ちが軽くなります。
【まとめ】「お母さん、それはなやむことではありません」って言ってくれてありがとう
ここでは紹介しきれなかったですが「お母さん、それはなやむことではありません」で救われた言葉がまだまだあります。
・親の不快感をしつけの問題に置き換えない
・子どもが泣くことは悪いことじゃない
・子どもの性格は変わっていくもの
・お母さんが子どものかわりに友だちを作ることはできない
・子どもの「好き」なことと「習いたい」ことは違う
・育児方針の違いは子育ての幅を広げる
・「かわいい」という感情はゆとりがあるときに生まれる
・叱りすぎたと自分で気づいているなら大丈夫
・叱りすぎて反省することの繰り返しが子育て
少しスピリチュアルな言い方になってしまうかもしれませんが、今の私が出会うべくして出会った本だと感じました。
理想論でしょ。
そんな綺麗事。
と思う人も中にはいるかもしれません。
実際そうかもしれません。
でも、私の心は救われました。
もう悩まなくていいんだって思えました。
自分にまとわりついていた、いばらの鎖を、解いてくれたんです。
万人に合う本なんてないと思ってます。
これだけ私はゴリ押しして進めましたが、合わない人もいるでしょう。
だからもし可能なら「はじめに」だけでも立ち読みでいいから読んでみてください。
そこで無理ってなった人はごめんなさい、合わなかったんだと思います。
でも、私の同じように「はじめに」を読んで何か心の変化が起きる予感がした方はぜひ最後まで読んでみてください。
そして、そうですね…キッチンとかリビングとか普段見える場所に置いといてください。
くっっっそイライラしたり、イライラしたあと罪悪感に押しつぶされそうになったら、一瞬表紙みてみてください。
お母さん、それはなやむことではありません
そう言ってくれますから。