我が子は生後6ヶ月の時に、泣き入りひきつけを起こし、救急車で運ばれたことがあります。
ひきつけといえば、てんかんというイメージがあり、私自身が、我が子が「泣き入りひきつけ」と診断されるまで、泣き入りひきつけの存在そのものを知りませんでした。
今回は・・・
・我が子が泣き入りひきつけを起こした原因
・泣き入りひきつけになりやすいタイプ
・泣き入りひきつけ時の対応
について、私の経験をまとめました。
泣き入りひきつけ体験談
それはとある月曜日のことでした。
我が子の耳に、膿が固まったようなできものを発見。
ネット情報だと、おそらく外耳炎かなーというこのこと。

これが事件の引き金になろうとは、この時の私は知る由もありませんでした。
月曜ながら、耳鼻科は空いていて、すぐに呼ばれました。
膿の部分自体は、外耳炎の手前ということで、塗り薬を塗られ、また3日後くらいに診せに来てくださいとのこと。
それよりも、耳垢がかなり溜まっていたようで、そちらを取るのがメインに。
生後半年の頃でしたので、寝返りで逃げ回るので、耳を守るためにも、看護師さんが少し強めに押さえつけてました。
それ自体特に何の問題もなく、あー泣いてる泣いてる。くらいにしか思ってませんでした。
治療後抱っこ紐の中に入れて、会計までの間にトイレでオムツでも変えようと診察室を出て、いざトイレに入ろうとしたところで異変に気がつきました。
目の焦点があっていないのです。
呼吸も過呼吸のような症状で、まともに息をしていない。

え?どういうこと?
私の場合、けいれんが起きた場所が耳鼻科と言えども、病院だったことが幸いしたと思います。
すぐに受付の方に、我が子の様子がおかしいことを伝えると、診察室から、看護師さんと医師の先生が出てきてくれました。
抱っこ紐から、待合室の椅子に、我が子を下ろして、先生方が冷静に症状をみて救急車を呼ぶことに。
当の私は、なぜかすぐ意識が戻ると思っていたのに、なかなかけいれんが治らない我が子を見て、だんだんと血の気が引いていくような感覚が。
目の焦点は相変わらずあっていない。
呼吸もできているようなできていないような。
呼びかけにも応じない。

え?救急車まだ??
あの時間が1時間にも2時間にも感じました。
救急車が来て、耳鼻科の先生が救急隊員の方に状況を説明、私も発見当初の様子を説明し、救急車に乗り病院へ。
幸いにも、救急車の中で、意識を取り戻して泣き始め、病院で血液検査等を行いました。
その結果、けいれんの様子などから、泣き入りひきつけであろうという診断でした。
(私自身が幼児てんかんを発症したことがあったこともあり、後日念のために脳波の検査を行いました。その記事はこちら)
泣き入りひきつけとは?
生後半年でのけいれんは、本当に心臓に悪く、その後我が子が泣くことに少し過敏に反応してしまう時期もありました。
そんな「泣き入りひきつけ」ですが、どういった症状かと言いますと…
泣き入りひきつけは、別名「憤怒けいれん」とも言って
・突然叱られる
・本人の予期せぬ事態が起きる
といったことが起きて、大泣きしてしまい、それがけいれんに繋がり症状が発症します。
ひきつけ、けいれんのタイプ
ひきつけ、けいれんのタイプには2種類あります。
・青色失神→大泣きして息を吐いたままけいれんし、身体が固まる
・白色失神→泣かずに心肺停止
ひきつけしやすい子供の性格
泣き入りひきつけに関しては、それぞれのひきつけ、けいれんのタイプによって、なりやすい子供の性格というものもあるそうです。
青色失神→自我が強い、癇癪持ち
白色失神→気が弱い、ビビり
というような性格が影響するとも言われているそうです。
我が子は青色失神にあたる症状で、まさに性格も自我の塊、癇癪持ちの子でした。
ひきつけ、けいれん時の対応
それぞれひきつけの際には
・ひきつけ中は呼びかけない
・ひきつけ、けいれんの時間を計る
・嘔吐物が逆流しないように、体は横向き
・けいれんの様子をしっかり見る
といった対処法を取るべきなのですが、パニックだと、冷静に時間を計っている余裕なてねぇよ!と思いますよね。
それでも計った方が良いのは、5分以上けいれんが続く場合は、緊急性が高いからなんです。
体感だとどうしても長く感じますから、我が子を救うためにも、難しいでしょうが、ママが冷静に!
という私も、上記の対処法を耳鼻科の先生と看護師さんが実践してくれて、私は我が子の顔をパチパチ叩いて、先生から怒られましたから、冷静でいられない現実はよくわかります。
泣き入りひきつけを起こさないために
この一件から、しばらくは大泣きしないようにヒヤヒヤして、子どもが泣かないように泣かないようにしていました。
しかし、幸いにも、この一回だけで、1歳までに同じ症状が出たことは一度もありません。
先生からは
・泣かせないように泣かせないように、気を遣って探す必要はない。
・けど、泣いた時にヒートアップした感情をクールダウンさせる術を知っておいた方が良い。
と言われたので、泣き出した時には、泣き出した時は一度抱っこで落ちたつかせることを心がけました。
その甲斐あってか、それから泣き入りひきつけを起こすことはありません。
一度でも泣き入りひきつけを起こしたことがある子は特に、大泣きした時にクールダウンする方法を身につけておくことをオススメします。
【追記】
あれから1年。我が子は1歳半になりました。
1年間、病院の予防接種などで泣くことはありましたが、泣き入りひきつけは一回も起きていません。